車載ブルーレイを後付けする方法7つ|今のナビを活かして後席でも楽しめる!

車にBlu-ray再生機能がなくても、機器と接続環境を整えれば後付けでBlu-rayを楽しめる場合があります。

ただし、家庭用プレーヤーを車内へ置くだけでは済まず、映像入力端子、電源、音声の出し方、設置場所まで確認しなければなりません。

特に純正ナビやディスプレイオーディオは、車種や年式によって外部映像入力の仕様が大きく異なります。

後席で子どもに映画を見せたい場合は、前席ナビへの表示よりもリアモニターへ直接入力する構成が使いやすいこともあります。

ここでは車載ブルーレイを後付けする代表的な方法と、失敗しやすい接続条件を順番に整理します。

車内で手軽に楽しめると好評のBDプレーヤー

車載ブルーレイを後付けする方法7つ

車載ブルーレイの後付け方法は、今あるナビを残すか交換するか、前席と後席のどちらで視聴したいかによって変わります。

まずは代表的な7つの方法から、自分の車に合う構成を絞り込みましょう。

外付けプレーヤーをHDMI接続

現在のナビやモニターにHDMI入力があるなら、HDMI出力付きBlu-rayプレーヤーを追加する方法が比較的シンプルです。

映像と音声をHDMI一本で送れるため、RCA接続より高画質な構成を作りやすくなります。

ただし、ナビ側のHDMI端子が入力ではなく出力専用の場合は映せないため、端子の名称だけで判断しないことが重要です。

  • HDMI入力の有無を確認
  • プレーヤーのHDMI出力を確認
  • 電源方式を確認
  • 設置スペースを確保

ポータブルBlu-rayを設置

液晶一体型のポータブルBlu-rayプレーヤーなら、既存ナビの映像入力に依存せず視聴環境を追加できます。

DC12V対応の車載用電源アダプターが付属する製品もあり、後席専用として使いたい場合に相性のよい方法です。

一方で、急ブレーキ時に本体が飛ばないよう固定方法を考え、運転席の視界やエアバッグ展開範囲を妨げない場所へ設置する必要があります。

Blu-ray対応ナビへ交換

ナビそのものをBlu-ray対応モデルへ交換すれば、別体プレーヤーを置かずにディスクを再生できます。

PanasonicのストラーダにはBlu-ray BD-R/REの再生に対応するモデルがあり、HDMI入出力に対応する製品もあります。

ただし、車種別パネルや配線、ステアリングスイッチ、純正カメラなどの適合確認が必要になり、外付け方式より費用は上がりやすいです。

比較項目 外付け ナビ交換
既存ナビ 活かしやすい 交換する
設置 本体置場が必要 すっきりしやすい
費用 抑えやすい 高くなりやすい
適合確認 端子中心 車種別確認が重要

後席モニターへ直接入力

目的が後席での映画鑑賞なら、Blu-rayプレーヤーからHDMI対応リアモニターへ直接映像を入れる方法もあります。

アルパインにはHDMI入力を備えた天井取付け型やヘッドレスト取付け型のリアビジョンがあり、対応機器なら後席中心のシステムを構成できます。

前席ナビの外部入力仕様に左右されにくい一方、音をリアモニターのスピーカーから出すのか車両スピーカーへ送るのかを事前に決めておきましょう。

HDMI変換アダプターを利用

ナビにHDMI入力がなく、アナログ映像入力だけがある場合は、変換機器を使えるケースがあります。

ただしデジタル映像をアナログへ変換すると画質が下がりやすく、著作権保護された映像では機器の組み合わせによって正常表示できない可能性もあります。

単に端子形状を変えるケーブルと信号方式を変換するコンバーターは別物なので注意が必要です。

インバーターで家庭用機を使う

AC100V専用の家庭用Blu-rayプレーヤーを使う場合、車両のDC12VをAC100Vへ変換するインバーターを利用する方法があります。

プレーヤーの消費電力だけでなくインバーターの変換ロスも考え、十分な定格出力を持つ製品を選ぶ必要があります。

配線や機器が増えやすいため、常設するならDC電源で直接使える機器のほうが車内を整理しやすい場合があります。

専門店でシステム化

純正ナビを残しながら前後モニターへ映したい場合や、配線を内装内へ隠したい場合はカー用品店やカーAV専門店への依頼が現実的です。

車種によって必要なインターフェースや変換ケーブルが異なるため、現車確認を含めて相談すると機器の買い直しを防ぎやすくなります。

依頼時には「Blu-rayをどの席で見るか」「音をどこから出すか」「純正機能を残すか」を伝えると構成を決めやすくなります。

後付け前に確認したい接続条件

車載ブルーレイはプレーヤーだけを先に購入すると、ナビへ接続できないという失敗が起こりやすい機器です。

購入前に入力端子、出力端子、音声経路、電源の4点を確認すると構成が見えやすくなります。

HDMIは入力端子か確認

最も重要なのは、車側のHDMI端子が外部機器の映像を受け取れる「HDMI入力」であることです。

HDMI出力しかないナビでは、Blu-rayプレーヤーからナビへ映像を入れられません。

端子が車両のコンソールなどに見当たらなくても、ナビ背面へ別売中継ケーブルを接続することで入力を追加できる機種があるため、取扱説明書の外部入力欄まで確認しましょう。

  • HDMI IN:入力
  • HDMI OUT:出力
  • AV IN:アナログ入力
  • USB:映像入力とは限らない

映像と音声の経路を決める

HDMIなら通常は映像と音声をまとめて伝送できますが、接続先のモニターにスピーカーがなければ別の音声経路が必要です。

後席モニターへ直接HDMI接続する場合は、モニター内蔵スピーカー、ヘッドホン、車両スピーカーのどれを使うのかを決めてください。

前席と後席で別コンテンツを再生したい場合は、ナビとリアモニターの組み合わせが独立再生に対応しているかも重要です。

構成 映像 音声
ナビへHDMI 前席画面 車両スピーカー
リアへHDMI 後席画面 モニター側など
ポータブル 本体液晶 本体スピーカー

ディスクの対応形式を見る

Blu-ray対応と書かれていても、市販BD-ROMだけでなくBD-RやBD-RE、テレビ録画ディスクのBDAVなど、再生したい形式への対応を確認する必要があります。

録画ディスクではファイナライズや記録方式、著作権保護規格なども再生可否に関係します。

自宅で作成したディスクを主に使う人は、購入前にプレーヤーの対応メディアと対応フォーマットを照合してください。

車載に適したBlu-rayプレーヤーの選び方

車内は家庭と違い、振動、温度変化、限られた設置スペースという条件があります。

単純な価格や画質だけでなく、車内で扱いやすい仕様を優先すると後付け後の不満を減らせます。

DC12V対応を優先する

乗用車で使うなら、DC12Vの車載用アダプターに対応したプレーヤーは電源構成を簡素化しやすい選択です。

たとえばダイニチ電子のポータブルBlu-rayプレーヤーには、AC電源、内蔵バッテリー、DC12V車載用シガーソケットアダプターの3電源に対応する製品があります。

ただし車両側ソケットの許容電力を超えないことと、24V車では対応電圧を別途確認することが必要です。

  • DC12V対応
  • 車載アダプター付属
  • 消費電力を確認
  • 24V車は別確認

HDMI出力を選ぶ

既存ナビやリアモニターへ映すなら、プレーヤー側にHDMI出力がある製品を選ぶと接続しやすくなります。

ポータブル型でもHDMI出力を搭載した機種があり、本体画面で見るだけでなく外部モニターへ映像を出せます。

HDMI端子は入力と出力を取り違えやすいため、仕様表では必ず「HDMI出力」と明記されているか確認しましょう。

確認項目 おすすめ条件 理由
映像出力 HDMI 高画質で接続しやすい
電源 DC12V対応 車内給電が簡単
操作 リモコン付属 後席から扱いやすい
本体 小型・固定しやすい 車内設置向き

設置しやすいサイズを選ぶ

グローブボックス、センターコンソール周辺、シート下など、実際に置く場所を決めてから本体寸法を確認しましょう。

ディスク交換のためにトレイやふたを開ける空間も必要なので、本体が収まるだけでは不十分です。

配線を強く折り曲げず、排熱口を塞がず、乗員の足元を邪魔しない余裕まで含めて設置スペースを考えてください。

後席でBlu-rayを見る構成はどう作る?

ファミリーカーでは、運転者ではなく後席の乗員がBlu-rayを見ることを目的に後付けするケースが多くあります。

リアモニターの入力仕様と音声の出し方を先に決めると、必要な機器を無駄なく選べます。

HDMI対応リアモニターを使う

HDMI入力対応のリアモニターなら、Blu-rayプレーヤーから直接デジタル映像を送れる構成を作れます。

アルパインの現行リアビジョンにはHDMI入力を備えた天井取付け型やヘッドレスト取付け型があり、モデルによっては外部HDMI接続用ボックスも用意されています。

純正ナビを交換したくない人でも、後席側を独立したAV環境として考えることで選択肢が広がります。

  • 天井取付け型
  • ヘッドレスト取付け型
  • スピーカー搭載型
  • HDMI直接入力型

前後へ同じ映像を出す

前席ナビと後席モニターの両方へ同じBlu-ray映像を出したい場合は、ナビの映像出力機能や対応する分配方法を確認します。

HDMIは単純な配線分岐で安定動作するとは限らず、機器同士の認証や解像度の相性もあるため、対応が明示された構成を優先してください。

既存リアモニターがアナログ入力のみの場合は、HDMIのまま接続できる新しいモニターへ交換したほうが構成を簡単にできることもあります。

視聴スタイル 向く構成 ポイント
後席だけ プレーヤー→リア 独立構成にしやすい
前後同時 ナビ経由 出力対応を確認
左右の後席 複数モニター 分配方法を確認

後席操作をしやすくする

プレーヤー本体をシート下やコンソール内へ隠す場合、後席から本体ボタンを押しにくくなるためリモコン操作のしやすさが重要です。

赤外線リモコンは受光部との位置関係によって反応しにくくなるため、設置前に操作範囲も確認しましょう。

ディスク交換を頻繁にするなら、完全に隠すより助手席側から手が届く位置へ固定したほうが日常利用は楽になります。

取り付け時の注意点と費用の考え方

車載ブルーレイの後付けでは、映像が映ることだけでなく安全性と電源の安定性も重要です。

特に運転席付近への設置や常設配線は、視界、操作、安全装備への影響を避けて施工してください。

走行中は運転者が注視しない

後席の乗員が映像を楽しむ構成であっても、運転者は走行中に画面を注視しないことが大前提です。

警察庁も、走行中にカーナビゲーション装置などに表示された画像を注視する行為は重大な事故につながり得るとして注意を呼びかけています。

前席画面への表示可否を機器面だけで考えず、運転中は安全な場所へ停車してから操作する運用にしてください。

  • 運転中に画面を注視しない
  • 操作は安全な場所で停車して行う
  • 後席視聴を中心に構成する
  • 視界を遮る位置へ置かない

固定と熱対策を行う

車内にプレーヤーを置く場合、急制動や衝突時に本体が移動しないよう確実に固定することが重要です。

また、シート下や収納内へ入れると排熱しにくくなるため、吸排気口を塞がないよう余裕を確保します。

夏場の車内は高温になりやすいので、メーカーが示す使用温度や保管条件を確認し、長時間放置を避けるなどの対策も必要です。

総額で比較する

費用はプレーヤー本体だけでなく、HDMI中継ケーブル、電源部品、リアモニター、変換インターフェース、取り付け工賃まで含めて考えます。

既存ナビにHDMI入力が用意されていれば比較的少ない追加機器で済みますが、入力がない車では変換やモニター追加によって総額が大きくなることがあります。

構成が複雑になるほど、Blu-ray対応ナビへの交換と費用差が縮まる場合もあるため、見積もりは複数案で比較すると判断しやすくなります。

費用項目 内容 変動要因
再生機器 Blu-rayプレーヤー 機能・電源方式
接続部品 HDMI・変換部品 ナビ仕様
表示機器 リアモニター サイズ・台数
施工 配線・固定 車種・設置場所

今のナビを活かせるか確認してから後付けしよう

車載ブルーレイは、外付けプレーヤーをHDMI接続する方法、ポータブル機を独立して使う方法、Blu-ray対応ナビへ交換する方法などから選べます。

今のナビを残したいなら、最初にHDMI入力または外部映像入力の有無を確認し、その次にプレーヤーの電源と音声経路を決めるのが効率的です。

後席視聴が目的なら、HDMI対応リアモニターへ直接入力する構成も検討すると、純正ナビの制約を受けにくくなります。

一方、変換機器や配線が増えすぎる場合は、対応ナビへの交換を含めて総額と使い勝手を比較する価値があります。

車種とナビ型番、リアモニターの有無を確認してから機器を選び、安全に固定できる構成でBlu-ray環境を整えましょう。

車内で手軽に楽しめると好評のBDプレーヤー