車中泊では、外からの視線や街灯、早朝の日差しを遮るためにカーテンがあると快適性が大きく変わります。
専用品は車種に合わせやすい一方、窓を一式そろえると費用がかさむため、まず100均の商品で試したい人も多いでしょう。
ダイソーではマグネット式や吸盤式の車内用カーテンが販売されており、100均の布や固定用品を組み合わせて自作する方法もあります。
ただし、安さだけで選ぶと窓を覆い切れなかったり、すき間から車内が見えたりするため、購入前の採寸と固定方法の確認が重要です。
ここでは、車中泊のカーテンを100均で作る具体的な方法から、遮光性を高めるコツ、安全上の注意点まで順番に紹介します。
簡単に取り付けできる遮光カーテン
車中泊のカーテンを100均で作る方法7選
100均で車中泊用の目隠しを作る方法は、既製の車用カーテンを使う方法から布を自作する方法まで複数あります。
最適な方法は、窓枠に磁石が付くか、吸盤を貼れるか、固定できる場所があるかによって変わります。
まずは車を加工せずに試せる方法から検討すると、失敗してもやり直しやすいでしょう。
マグネット式
窓枠周辺に磁石が付く車なら、マグネット式は着脱が簡単で車中泊との相性が良い方法です。
ダイソーではレギュラー約65×45cmやワイド約75×52cmのマグネット付き車用カーテンが確認でき、金属フレーム部分に取り付ける仕様です。
窓の形に合わせて磁石の位置を調整し、下側や左右が浮く場合は追加のマグネットやクリップで補助するとすき間を減らせます。
- 着脱が速い
- 吸盤跡が残りにくい
- 金属部が少ない車には不向き
- 窓より大きめが使いやすい
吸盤式
ガラス面に直接取り付けたい場合は、吸盤式のカーテンが手軽です。
ダイソーには約75×54cmの車内用日よけカーテンがあり、ガラスをきれいにしてから吸盤を付ける構造になっています。
吸盤はほこりや油膜があると外れやすいため、設置前に窓を拭き、必要に応じて吸盤を少し湿らせると安定しやすくなります。
| 向いている場所 | 平らな窓ガラス |
|---|---|
| 長所 | 工具なしで設置可能 |
| 弱点 | 汚れや寒暖差で外れる場合がある |
| 対策 | ガラス清掃と予備吸盤 |
カーテンワイヤー
窓を横断できる固定点があるなら、カーテンワイヤーに布を通す方法はサイズ調整の自由度が高くなります。
ワイヤーを強く張り過ぎると内装部品に負担がかかるため、アシストグリップなど強度を確認できる場所を使い、軽い布を選ぶのが基本です。
布を二枚に分けて中央から開閉できる形にすると、乗り降りや換気の際にも扱いやすくなります。
突っ張り棒
軽バンやミニバンなど車内幅に合う場所があれば、短い突っ張り棒をカーテンレール代わりにできます。
前席と就寝スペースの間を仕切る用途では、窓ごとに覆うより少ない布で視線を遮れるのが利点です。
ただし、走行振動で落下する可能性があるため、就寝時だけ設置して移動前に外す運用が安全です。
クリップ留め
カーテンクリップやピンチ付きロープを使えば、端処理されていないフリークロスでも簡易カーテンとして使えます。
布を縫わずに済むため、裁縫が苦手な人や一度だけ車中泊を試したい人にも向いています。
クリップの金属部分が内装やガラスに当たる場合は、フェルトやテープで保護して傷を防ぎましょう。
フリークロス
窓が大きい車では、小さな車用カーテンを何枚も買うより、100均のフリークロスを窓寸法に合わせて使う方が覆いやすい場合があります。
黒や濃色の布は目隠しには有利ですが、生地が薄いと車内照明を点けたときに人影が透けることがあります。
夜間のプライバシーを重視するなら、購入前に布を照明へかざして透け具合を確認すると安心です。
アルミシート併用
カーテンだけでは朝日や外気の影響が気になる場合、窓の形に切ったアルミシートや断熱シートを併用する方法があります。
カーテンは開閉のしやすさ、シートは遮光や断熱を担当させると、低予算でも用途を分けて対策できます。
フロントガラスなど運転に必要な窓は、出発前に必ずすべて取り外し、視界を確保してください。
100均カーテンで目隠しを成功させるポイント
100均の商品でも、窓に合ったサイズと取り付け方を選べば車中泊のプライバシー対策に役立ちます。
一方で、家庭用カーテンと違って車の窓は曲線や傾斜があるため、寸法だけでなくすき間の出方まで考える必要があります。
特に夜は車内照明によって外から見えやすくなるので、実際の使用環境を想定して確認しましょう。
窓を先に採寸する
買い物へ行く前に、覆いたい窓の横幅と高さをメジャーで測っておきましょう。
カーテンは窓と同寸ではなく、左右と上下に少し余裕がある方がすき間を隠しやすくなります。
前席、後席、クォーターガラス、リアガラスでは寸法が違うため、窓ごとに記録しておくと買い足しの無駄を減らせます。
- 窓の最大横幅
- 窓の最大高さ
- 磁石が付く範囲
- 吸盤を貼れる範囲
- 固定フックの候補位置
遮光性を確認する
商品名に日よけやカーテンと書かれていても、完全に光を遮るとは限りません。
昼間は十分暗く見えても、夜に車内灯を点けるとシルエットが外から分かる生地もあります。
睡眠時の遮光を重視するなら、濃色の生地を二重にするか、断熱シートを重ねる方法が効果的です。
| 重視する目的 | 選び方 |
|---|---|
| 視線対策 | 透けにくい濃色生地 |
| 朝日の軽減 | 遮光性の高い厚手生地 |
| 暑さ寒さ対策 | 断熱シートを併用 |
| 換気 | メッシュ製品を使い分ける |
すき間を減らす
車中泊ではカーテン本体の透けより、窓枠との数センチのすき間から中が見えることがあります。
マグネットや面ファスナーを端に追加し、窓枠へ沿わせるように固定すると改善しやすくなります。
外が暗い場所で車内灯を点け、家族や同行者に車外から一周して確認してもらうと死角を見つけやすいでしょう。
ダイソーやセリアで材料を選ぶコツ
100均で材料をそろえる場合は、車用品売り場だけを見るのではなく、カーテン、収納、手芸、DIY用品の売り場も確認すると選択肢が増えます。
既製品が窓に合わないときも、布と固定パーツを別々に選べば車種に合わせて調整できます。
店舗や時期によって在庫や仕様が変わるため、同じ商品名でも購入時にはサイズ表示を確認してください。
ダイソーは車用品から探す
ダイソーでは車内用マグネットカーテンや日よけカーテンなど、車での使用を想定した商品が公式ネットストアでも確認できます。
専用商品なら固定方法が分かりやすく、初めて自作する人でも導入しやすいのが利点です。
ただし、マグネット式は窓枠上部の金属部分が狭い車などでは取り付けられない場合があるため、車側の構造確認が欠かせません。
- マグネット式カーテン
- 吸盤式日よけ
- カーテンクリップ
- 強力マグネット
- 面ファスナー
セリアはDIY用品も見る
セリアでは車用カーテンのほか、フリークロスやピンチ付き用品などを組み合わせた車中泊DIYの事例が見られます。
窓の形が特殊な場合は、完成品にこだわらず布を必要寸法に合わせ、クリップやフックで固定する方がきれいに収まることがあります。
売り場で布だけを選ぶのではなく、同時に取り付け方法まで決めておくと、帰宅後に部品不足になるのを防げます。
| 売り場 | 探したい物 |
|---|---|
| 車用品 | カーテン・日よけ |
| 手芸 | 布・面ファスナー |
| DIY | フック・マグネット |
| 洗濯用品 | ピンチ・クリップ |
買い過ぎを避ける
110円の商品でも、窓の枚数分に加えて固定部品や予備を買うと合計は意外に増えます。
まず一つの窓だけ試作し、遮光性と固定力を確認してから同じ材料を買い足す方法なら失敗を抑えられます。
合計金額が数千円に近づく場合は、耐久性やフィット感に優れる車種専用品とも比較してから決めるとよいでしょう。
車中泊で快適性を高めるカーテンの使い方
目隠しができれば最低限の目的は達成できますが、車中泊では光、温度、換気、収納性まで考えるとさらに快適になります。
100均カーテンは軽くて扱いやすいため、役割の違うアイテムと組み合わせる使い方が向いています。
就寝時だけ設置し、朝は短時間で撤収できる構成にしておくことも重要です。
前席を仕切る
フロントガラスを完全に覆うのが面倒なら、前席と後席の間に大きめの布を張り、就寝スペースをまとめて隠す方法があります。
この方法はフロント側からの視線や光を一枚で抑えやすく、軽バンやミニバンのように室内高がある車で特に使いやすいでしょう。
ただしサイドやリアの窓は別途目隠しが必要なので、車外から見える範囲を確認して組み合わせます。
- 設置枚数を減らしやすい
- 前席の荷物を隠せる
- 冷暖房空間を区切れる
- 運転時は必ず撤去する
断熱材を重ねる
薄い布一枚では、窓から伝わる夏の熱気や冬の冷気を大きく抑えることは困難です。
窓側にアルミ系の断熱シート、その室内側にカーテンを配置すると、遮光と見た目を両立しやすくなります。
結露した窓へ布を密着させたまま放置すると湿りや臭いの原因になるため、起床後は外して乾燥させましょう。
| 組み合わせ | 期待できる役割 |
|---|---|
| カーテンのみ | 目隠し・軽い遮光 |
| 断熱シートのみ | 遮光・断熱補助 |
| 二つを併用 | 目隠し・遮光・断熱補助 |
| メッシュ併用 | 換気・虫対策 |
収納方法を決める
車中泊用カーテンは、使っている時間より収納している時間の方が長いため、かさばらないことも重要です。
窓ごとにカーテンと固定部品を小袋へまとめ、「右後」「リア」などと表示しておくと暗い場所でも迷いません。
マグネットを使う場合は、磁気の影響を避けたいカード類や精密機器と離して収納すると安心です。
100均カーテンを使うときの注意点
車中泊用のカーテンは停車中には便利ですが、取り付け方によっては運転時の視界や車両操作を妨げます。
特に前席周辺へ設置するものは、就寝用と走行用を明確に分けることが大切です。
また、カーテンは防犯設備ではないため、車内が見えなくなったからといって貴重品管理を緩めないようにしましょう。
走行前に外す
運転席や助手席周辺のカーテン、フロントガラスの目隠しは、発進前に外して安全確認に必要な視界を確保します。
後方確認をカメラに頼っている場合でも、固定具が外れてペダル周辺へ落下するような設置は避けてください。
就寝時専用の部品は収納袋へ戻すというルールにすると、外し忘れを防ぎやすくなります。
- フロントの目隠しを撤去
- 前席左右の視界を確保
- 固定具の落下を確認
- ミラーやカメラを確認
換気を確保する
すべての窓を厚いカーテンで覆うと、車内の空気がこもりやすくなります。
季節に応じて窓を安全な範囲で開け、車用網戸やメッシュカーテンを併用すると、虫の侵入を抑えながら換気しやすくなります。
車内で燃焼器具を使うのは一酸化炭素中毒や火災の危険があるため、カーテンの有無にかかわらず避けるべきです。
| 注意する場面 | 対策 |
|---|---|
| 夏 | 換気と暑さ対策を優先 |
| 冬 | 結露後に布を乾燥 |
| 就寝中 | 火気を使用しない |
| 撤収時 | 視界と固定具を再確認 |
防犯を過信しない
カーテンは車内を見えにくくしますが、鍵や警報装置の代わりにはなりません。
財布、スマートフォン、カメラなど高価な物を窓際へ置かず、就寝場所も管理された駐車場所を選ぶことが大切です。
外から完全に見えない状態は安心感につながる一方、周囲の状況にも気付きにくくなるため、緊急時にすぐ外へ出られる配置にしておきましょう。
100均と車種専用カーテンはどちらが向いている?
100均カーテンは安く試せるのが最大の魅力ですが、すべての人に最適とは限りません。
利用頻度が高い人や、毎回の設置時間を短くしたい人は車種専用品の方が満足しやすい場合があります。
予算だけでなく、年間の使用回数と求める遮光性を基準に選びましょう。
100均向きの人
年に数回の車中泊や、まず一度試してみたい段階なら100均で十分実用的な目隠しを作れます。
自分で採寸や調整を楽しめる人なら、既製品が合わない部分だけ材料を追加し、低予算で改善できます。
失敗しても部材単価が低いため、固定方法を変更しながら自分の車に合わせられる点も魅力です。
- 低予算で始めたい
- 使用頻度が低い
- DIYが苦にならない
- 多少のすき間を調整できる
専用品向きの人
頻繁に車中泊する人や、毎晩短時間で設営したい人には、窓形状に合わせた専用品が便利です。
車種専用のシェードは窓を広く覆いやすく、自作で何度も寸法調整する手間を減らせます。
価格差はありますが、使用回数が多いほど設営時間やフィット感の差を感じやすくなるでしょう。
| 比較項目 | 100均 | 車種専用品 |
|---|---|---|
| 初期費用 | 抑えやすい | 高めになりやすい |
| フィット感 | 調整が必要 | 合わせやすい |
| DIY | 必要な場合あり | 少ない |
| 試しやすさ | 高い | 購入前確認が重要 |
段階的に買い替える
最初から高価な一式を買うのではなく、100均で必要性を確認してから不満のある窓だけ専用品へ替える方法もあります。
例えば後席は100均のマグネットカーテン、形状が複雑なフロントとリアだけ専用シェードにするなど、混在させても問題ありません。
実際の車中泊で「光」「視線」「設営時間」のどれが不満だったかを記録すると、次に費用をかける場所を判断しやすくなります。
100均カーテンは採寸と固定方法を決めてから作ろう
車中泊のカーテンは100均の商品でも、窓より少し大きめの布を選び、車側に合う固定方法を使えば実用的な目隠しを作れます。
磁石が付く車ならマグネット式、ガラスへ手軽に付けたいなら吸盤式、サイズを自由に合わせたいならフリークロスやワイヤーを使う方法が候補です。
夜間は車内灯によって透けやすくなるため、完成後は実際に照明を点け、車外からすき間と生地の透けを確認しましょう。
遮光や断熱が足りなければシートを併用し、設置の手間が負担になってきた段階で車種専用品へ切り替えると無駄な出費を抑えられます。
安さだけで材料をそろえるのではなく、採寸、固定、遮光、撤収のしやすさまで考えることが、快適な車中泊スペースを作る近道です。
簡単に取り付けできる遮光カーテン
